“見た目の良い階段”と“実際に歩きやすい階段”は違う
山道や斜面に設置された階段を歩いていて、
- なぜかテンポが崩れる
- 片足ばかりで下り続ける
- リズムよく歩けない
- 疲れやすい
- 下りで怖さを感じる
そんな経験をしたことはないでしょうか。
実はそれ、「斜面階段の作り方」に原因があることが少なくありません。
人は“歩調のリズム”で歩いている
人は歩くとき、自然と
右、左、右、左…
という一定のリズムで歩いています。
平地だけではなく、山道でも同じです。
特に下り坂では、この歩調のテンポが非常に重要になります。
ところが、多くの斜面階段では、この自然なリズムが崩されてしまいます。
なぜ歩きにくい斜面階段が生まれるのか?
その理由のひとつが、
「掘ることを前提にした階段工法」にあります。
一般的な斜面階段は、
- 斜面を掘削し
- 水平面を作り
- 段差を形成する
という方法で作られます。
ですが、自然の斜面は本来まっすぐ均一ではありません。
25度程度の緩やかな場所もあれば、
40度を超える急斜面もあります。
短い距離の中でも、傾斜角度は細かく変化しています。
その複雑な自然地形に対して、無理に“水平な階段”を作ろうとすると、どうしても問題が起きます。
「一段で距離を稼ぐ」と歩調が崩れる
斜面階段は施工が難しいため、
工事では「なるべく少ない段数で済ませたい」という発想になりがちです。
すると、一段あたりの奥行きを広く取った“広めの水平面”が作られます。
見た目は整って見えます。
ですが実際に歩くと、
- 継ぎ足が必要になる
- 片足だけが連続する
- 歩幅が合わない
- テンポが乱れる
という現象が起きやすくなります。
つまり、
「見た目は良いのに、歩くと疲れる階段」
になってしまうのです。
NOBOROKKAは「自然の斜面」を活かす設計
NOBOROKKA は、こうした“歩調の崩れ”にも配慮して設計されています。
特徴的なのは、
斜面を無理に削らず、そのまま活かして設置できること。
という点です。
NOBOROKKAは、自然の傾斜に沿って配置していく構造のため、
- 25度前後の斜面
- 30度を超える坂道
- 40〜45度近い急斜面
など、さまざまな傾斜変化に柔軟に対応できます。
「自然な歩行リズム」を邪魔しない
NOBOROKKAは、
斜面を“平らに作り変える”発想ではありません。
むしろ、
自然の地形に、人の歩行を合わせるのではなく、
人の自然な歩調に、階段側を寄り添わせる。
という考え方です。
そのため、
- 右左のテンポが取りやすい
- 下りで足運びが自然
- 無理な継ぎ足が起きにくい
- リズムよく歩き続けやすい
という特徴があります。
これは実際に歩いてみると、想像以上に大きな違いになります。
山道階段は「作ること」より「歩き」への視点が重要
斜面階段は、単に“設置されている”だけでは十分ではありません。
本当に重要なのは、
- 安全に歩けること
- 疲れにくいこと
- テンポよく移動できること
- 長く自然と共存できること
です。
だからこそNOBOROKKAは、
自然地形を無理に変えず、歩きやすさそのものを重視しています。
それは、50年以上山道階段に向き合ってきた中でたどり着いた、ひとつの答えでもあります。

